外観を台無しにする、存在感のあるアレに注意


◆近所で噂の素敵なお宅?

素敵なお家を建てたいと思うのは皆同じだと思います。

 

そして、自分の思いが詰まった家を周りの人から「素敵だね。」と言われたら、うれしいのも当たり前ですよね。

 

以前も投稿しましたが、この、ご近所の人が言う「あのお宅素敵よね。」の『あのお宅』というのは、外観のことを指しています。

 

それもそのはず、ご近所の人が家の中に入る機会はほとんどないので、どんだけ内装にこだわっていたとしても、それを知りえないのです。

 

それくらい、外観というのは重要であり、まさに「家の顔」というにふさわしいものなのです。

 

外観の中でも、印象を大きく決める外壁にはこだわっている人も多いと思います。

 

材質だけでなく、配色や形状、中には窓の配置(見た目)も気にしながら素敵に見えるように打合せを進めている方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、内装だけでなく、外観もこだわりたい!と奮闘している方のために、注意喚起をしたいと思います。

 

意外とすっぽりと抜け落ちてしまっている外観を台無しにしてしまう物のお話です。

 

◆意外と存在感のあるアレ

家を設計する際には、多くの図面をもとに話を進めていきます。

 

中でも、よく目にするのは「平面図」と「立面図」だと思います。

 

「平面図」は間取り図と言われるもので、部屋の大きさや配置を確認することができます。

 

「立面図」は住宅を横から見た図で、窓の配置や屋根の勾配などを確認することができます。

 

これらの図面を見ながら、自分の納得がいくまで打合せを重ねていくと思います。

 

ここで、声を大にして言いたいことがあります!

 

とても目立つ物なのに、こんなに重要な図面に表記されない物がある可能性があることを覚えていてほしいのです。

 

それは、家の外に設置される設備機器たちです。

 

例えば、エアコンの室外機、電気のメーターボックスや近くの電柱から引き込んでくる電線など。

 

室外機においては、配置場所や設置の仕方によっては配管が外壁を沿うこともあります。

 

これらは、生活していく上で必須ではあるので無くすわけにはいきませんが、想像以上に目立つので覚悟や対処が必要です。

 

さあ、では、これらの設備機器は図面に記載されていますか?

 

もちろんハウスメーカーや工務店によりますので、しっかりと記載されている場合もあります。

 

しかし、記載されていないハウスメーカーや工務店があるのも事実です。

 

そして、これらの設備機器が取り付けられるのは工事の終盤です。

 

家の工事がどんどん進み、引渡し日が決まり、いよいよか、完成が楽しみだな、満足いく家ができそうだなあ、と思っているところに突如現れることも珍しくないのです。

 

取り付けられてしまえば、もう手遅れ。

 

こだわった外観が一瞬にして台無しになってしまうのです。

 

こんなことがないように、先手を打ちましょう。方法はただ1つです。

 

図面に記載されてないけど設置されるものはありますか?と聞きましょう。

そして、計画段階で図面に記載してもらいましょう。

 

図面に記載さえしてあれば、仕方がないと覚悟するのか、場所を移動して対処するのか、あらかじめ考えることができます。

 

今、マイホーム打合せ中の皆さま、これから打合せがはじまる皆さま、ぜひ忘れずに確認してくださいね。

 

参考になれば幸いです。