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耐震性能は壁の配置が重要。基準ではわかりづらい。


◇耐震性は壁を見ればわかる

設計図を見たときに、こう思ったことはありませんか?

「この家、震度何まで耐えられるんだろう」

実際には震度何まで耐えられるという決めごとはありませんが、耐震性能は気になるところですよね。

東北大震災、熊本、北海道など記憶に新しい震災はたくさんあります。

地震大国日本ならではの悩みなのかもしれません。

 

さて、木造住宅にとって、耐震性能の重要な要素の一つが「壁の配置」です。
では、壁の何を見ればいいのか。

地震に対して抵抗できる壁という見方をするならば、ポイントは4つ。


①.窓やドアがない事
②.1階と2階で同じ場所にある事
③.①と②の壁が、左右方向と前後方向に同じくらいの量(長さ)ある事
④.①と②の壁が、
片寄っていない事

 

4つのポイントの視点で見てみると、どれが耐震用の壁なのかがわかってくるかと思います。

 

◇ホントのところはプロでも難しい

実際プロでも、どれが耐震用の壁なのかを判別するのは難しい話です。

構造計算書と、構造図面、工法を吟味して初めてわかるものなのです。


とはいえ、気にするということは素晴らしいことです。

地震に強い建物を計画したいのであれば、1と2は考えておくべきです。


「穴の空いていない壁が、上から下まで貫いている」という壁。

この壁をしっかりと補強しているものを「耐震壁」と呼びます。

そしてその壁が「全体にバランス良く配置されていること」が重要なのです。

地震に強い家が多く出来上がることを願っています。

 

◆追記

平成30年9月

私のふるさと安平町で震災がおきました。

周辺地区も含めて多数の犠牲者が出てしまいました。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。