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住宅のカビ対策は大事。クロス張り替えで済まない


◇カビの恐ろしさ

押入れや家具の裏などに、気が付けばカビが生えている。
せっかく新築したのに。。

 

・・・なんてことにならないように気を付けなければいけません。

カビは常に空気中に存在しており、好ましい環境を虎視眈々と狙っています。

以前、カビの発生する条件や防止方法をアップしましたので、そちらもご覧下さい。

(☞部屋のカビを防止するコツとその理由 参照)

 

今回は、そのカビの恐ろしさを解説していきます。
実は、カビの恐ろしさは壁紙にとどまらないのです。

◇カビはどこまでも深く

壁に発生したカビの大きさというのは、クロスの繊維をすり抜けるほど小さいのです。


そしてカビが発生してしまった時、多くの場合は「クロスを張り替える」という選択をします。


しかし残念なお話があります。

カビの菌は、クロスのその裏側にまで到達しています。


結果、その後ろの「石膏ボード」と言われる板材や、それを支える木材にまで浸透します。
やがてそれが床や天井に広がり、手がつけられなくなって、諦める。

これがよくあるパターンなのです。


何度張り替えても同じところからカビが発生するというのは、これが原因。
カビは発生したら最後、根絶やしにするというのは、基本的に不可能だと考えてください。

◇発生させない努力

根本的に「カビを発生させない」という意識と工夫が必要だ、ということが伝われば幸いです。


以前もアップしてますが、カビは湿度と温度とホコリを好みます。
具体的には、「北側の暖房しない部屋で、特に家具の裏」が危険地帯。


収納や納戸を計画する際には、ご注意を。

いつでもどこでも、やつらは狙ってます