リビングに階段。間取りのメリットとデメリット


◇階段の配置は迷うところ

間取りを検討する上で、階段の配置は非常に迷うところ。

階段の位置しだいでは、2階の使いやすさが変わりますので、慎重に検討していきたいとお思いのことと思います。

 

多くの場合、以下の2択で悩まれていることでしょう。


『玄関がいいのか、リビングがいいのか』


どちらもメリット・デメリットがあります。

今回はリビングの階段について解説したいと思います。

 

◇リビング階段のメリット

リビングに階段を配置するということのメリットから解説します。

大きくは3つです。


①リビングを広く見せることができる

「リビングの面積がとりずらく、どうしても狭く見えてしまう」という場合には、リビング階段はおススメです。いわゆる狭小住宅では、このリビング階段を採用する場合は多いですね。
②家族が顔を合わせやすい

お子様が学校から帰ってきても、友だちが遊びに来たとしても、玄関階段であればそのことにすら気がつかないこともあります。必ずリビングを通らなければ2階にいけないという状況を作ることで、自然と家族と顔を合わせることになり、コミニュケーションは取りやすいですね。


③2階との距離感が近い

リビングという生活空間から2階に行くために、一度玄関を解さなければいけないというのは、物理的にも気持ち的にも少々距離ができてしまいます。2階に子供部屋がある場合には、子供との距離感が近くなりやすいです。「○○ちゃーん。ごはんできたよー」と声が届くのも、リビング階段のメリットかもしれません。

 

つまり家族の距離感を縮められて、アットホームな環境を作りやすいということですね。

 

◇リビング階段のデメリット

では反対にデメリットを解説しましょう。

大きくは4つです。


①吹抜けとなるため、寒くなりやすい

吹き抜けのデメリットはコチラ(吹き抜け、デメリットの多さ)でご紹介しておりますので、まずはご参照ください。

吹き抜けは、どうしても「暖まりずらい」という特徴が付いてきます。逆に2階のホールは「暑い」ということが起きる可能性もあります。それ相応の暖房器具が必要になるという考えを持っておく必要があります。


②嫌でも顔を合わせちゃう

メリットの裏返しになってしまいますが、顔を合わせるというのは反対の意味で言うと「嫌でも顔を合わせてしまう」というデメリットにもなりえます。喧嘩した次の日など、顔も見たくない日はありませんか?それを想像しても、問題ないと感じるのであればデメリットとはいえないかもしれません。


③料理の匂いが伝わる

リビングとキッチンはつながっていることが多く、そのリビングとつながっているということ。それはつまり「いい匂い」が2階にも充満してしまうということです。ホットプレートなどで焼き肉をした場合、何日間か家中が焼き肉の匂いに包まれる可能性を秘めているのです。


④2階のゴミが落ちてくる

階段と食事スペースとの関係性もありますが、階段もしくは2階のゴミやホコリがおちてきて、不衛生になるという可能性があります。特に2階ホールが子供の遊びスペースになっている場合は特に注意が必要かもしれません。

 

これらをすべて含めて「アットホーム」だという前向きなとらえ方は出来るかも知れません。

とらえ方は人それぞれです。
それを含めてアットホームと呼ぶのかもしれませんが。

 

◇まとめ

どんなことに対しても言えることではありますが、メリットを裏返せばデメリットになり得ます。

当然、デメリットだって考えようによってはメリットになります。

 

個人の考え方やとらえ方はそれぞれで、善し悪しはあくまで個人の判断。

今回言いたかったことは、デザイン性だけで安易に考えないでくださいということです。

将来子供が大きくなってきた時を想像したり、自分が年を重ねていった時の事を想像して、いろいろな方向から吟味することが大切です。