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部屋を仕切る方法は壁だけじゃない!間仕切り8選


◇壁を決める

部屋を作る上で、壁の位置を決めるという作業。
大抵はこれを「間取り」と呼び、最も大変であり気を使うものです。

間取りは、多くは「間仕切り壁」で仕切られますが、それは別に決まり事ではありません。

 

こどもが大きくなってきたので部屋を仕切りたいときや、リビング・ダイニングの空間を

分けたいときなど、ぜひ参考にしてみてください。


「仕切る」という手段は間仕切り壁以外にもたくさん方法があります。

今回は、そのいくつかをご紹介します。

◇仕切りあれこれ

◆間仕切り壁

まずはオーソドックスなものからですが、建物とともに作られる一般的な「壁」です。

特に多いのがこども部屋を間仕切り壁で仕切る方法です。

こどもの成長に合わせて、後に増設する方も多いです。

プライバシーの観点からも、防音などを考慮する場合は必要です。

 

◆スライディングウォール

幅1mほどのパネルが天井からぶら下がるように並べてできる「移動式の壁」。
普段は邪魔にならないスペースに収納しておける優れもの。

空間を自由に簡単に仕切れます。

床にレールを付けないタイプもあり、バリアフリーに対応しているものも出ています。

種類も豊富で、ホテルや式場、オフィスなどによく取り付けてあります。

高価であり、遮音性や断熱性は期待できません。

 

◆アコーディオンカーテン

昭和の時代に流行った仕切りで、楽器のアコーディオンのように収納できるもの。
キッチンや脱衣室の入り口に今でも使われることがあり、スライディングウォールよりも安価。

布製のものをイメージされる方も多いとおもいますが、

同じ折戸でパネルタイプのものもあります。

そちらは布に付きやすい臭いも気になりません。

しかし、機構がきゃしゃで壊れやすく、デザイン性に乏しい部分があります。

 

◆カーテン

説明するまでもないでしょうが、あのカーテンです。

ロールカーテンでも良いでしょう。

遮光性の高いものや、防水性の高いものがあり、シアタールームの仕切りや、

簡易的に更衣室を作ったりするのに使われる。

やはり安価であるため、古くなったり、壊れても買い替えに即決しやすいですね。
子供が小さいうちには、これで仕切るのも有効です。

デザインも自分好みや部屋に合わせて採用できます。

遮音性や、冷暖房効率を上げる手段としては難しいものはありますが…

 

◆腰壁

床から腰くらいの高さまでの壁。
キッチンとリビングや、リビングとダイニングなどの仕切りに使われる。
上部があいており、開放感を壊さないため、様々なシーンで使われる意外と優れもの。

階段やベランダの転落防止に使われる腰くらいの壁も腰壁と言います。

壁面の傷防止、デザインのアクセントのためなどに、下部を木製やクロスなどで

違う仕上げにしているものも腰壁です。

設計担当者に伝えるときは気をつけましょうね。

 

◆床材、クロス材の色替え

床やクロスの色をハッキリと色を替えたもの。
もしくは、ラインを入れたもの。
心理的に仕切りができるという方法です。

色のみならず質感や素材を変えると更に空間にメリハリが出てきます。
これも子供が小さい時に子供部屋で採用することもあります。

 

◆家具

単純に棚やカウンターを置くという方法。
背の高さによって効果は違い、間仕切り壁にも、腰壁にも優れモノです。
将来の模様替えのためにはとても良い方法ですね。

生活環境や住む人々の成長に合わせて、移動できたり変化させれるものは

長く愛用できます。

 

◆ガラスブロック

最近は少なくなってきたが、10cm程度のガラス製のブロックを積んで作った壁。

バリエーションで多種に展開されていて、光が差し込むような場所に

採用されることが多い。

ただ、強度的な根拠がなく、地震時には万が一がありえる。

◇まとめ

様々な仕切り方をご紹介してみました。

一口に仕切りといっても、しっかりとしたものから、心理的なものまであります。

 

自分たちのライフスタイルに合ったものを選んでみてはどうですか?

そこに将来性も思い浮かべてみると、何か発見があるかもしれません。

工夫次第ではあんなものも仕切りに使えるかも?