リビングと和室はどちらを大きくする?部屋の広さはこう考えよう!

◆リビングと和室の比率

現在は、和室を計画する過程が少なくなり、すべて洋室という住宅が増えてきました。

 

とはいえ、和室も人気のある間取りだということは揺るぎません。

 

和室の良いところは以前こちらのブログでも解説しました。

(新築に和室は必要か?その魅力を紹介 参照)

何事もそうですが、洋室・和室それぞれに良いところがたくさんあります。

 

だからこそ、どちらも捨てがたいと考えている方へ、どちらを大きくすると良いのか?という、その考え方の話をします。

 

これは、洋室と和室だけに限らず、どんな部屋を計画する際にも役立つ考え方なので、よければ参考にして

下さい。

 

 

◆部屋を計画する際の考え方

生活スタイルはそれぞれ違うので、明確に「こっちが良い」とは言えません。

 

ですが、考え方はいつも同じでいいのです。ご紹介します。

 

【過ごす時間が長いのはどちらの部屋か】

 

当たり前のことですが、少し注意してほしいことがあります。

 

『今だけ』ではなく、『今を含めたこれから』で考えてほしいのです。

 

これを基準に考えていくと、お金をかける必要のある部屋が見えてきます。

 

どんなに立派な部屋を作ったとしても、使わなければ価値はありません。

 

ソファでくつろぐ時間が長いのであればリビングを、床に座って和室でくつろぐのが性に合っているのであれば和室を大きくするのが良いのはもちろんです。

 

しかし、先ほどお話したように『今」ではなく『将来的』にはどうかという視点が大切なのです。

 

今小さい子どもは成長し、将来的には巣立っていくはずです。

 

そして、いま健康な自分の体は年齢と共に体力が衰えていきます。

 

このように、年月が経って家族の在り方が変わっていくことも視野にいれた上でどちらを優先すべきかを考えることが長く快適な住まいにつながります。

 

きっと予算もあるでしょうし、土地も限られているはずですから、将来を見据えた上で自分の家族に必要な部分を優先し、最高の間取りになるとよいですね。

 

一生に一度のせっかくの機会です。

 

ぜひ、平面的な検討に「時間」という考えを加えてみてください。