北側窓は、安定の明るさを誇る


◇嫌われ者の北側窓

北向きの窓というのは敬遠されがちです。

ですが、この世の中には方角は四つしかありません。

東、西、南、北。

何をどうやってもそれしかないのですから、嫌っても北側窓は出来てしまいます。

 

でも、北側窓はそんなに良くない物なのでしょうか?

 

確かに、北側の窓からは基本的に直接太陽光が入って来ることはありません。
それゆえ「陰気」だとか「ジメジメしている」という印象を持たれがちです。
とはいえ、真っ暗なわけではありません。


なので今回は、少しその良さをお話しできればと思います。

◇北側窓の安定感

北側窓からは、直射日光は入りませんが、代わりに入って来る光があります。

 

それは、周りの空気や建物に反射した、優しい光です。


北側の窓の良さは、まさにそこにあります。
東から日が射しても、西からでも南からでも、どこに太陽があったとしても。

変わらない、安定した反射光が窓から入ってくるのです。


強い日差しがないので、家具や床材や畳などは日焼けをせず色あせは少ないのです。


それゆえ書斎や、玄関などにはとても向いてる窓とも言えるのです。

 


北側の窓の良さ、わかっていただけましたか?

物事は考え方次第で、良くも悪くもなり得ます。

デメリットばかり見るのではなく、それを良い方向に使う方法を考えてみるのも良いのではないでしょうか。