圧迫感の正体 実は黒い家具が原因?


◇家具選びは注意が必要

家具選びは家づくりのポイントです。
加えて楽しいところでもあります。

この家具選び、せっかくできた間取りを悪い方向へ向かわせる原因になることがあるので注意が必要です。

配色や配置を間違うと、せっかくの素敵な間取りが狭く感じたり、居心地の悪い空間になってしまいます。

特に注意が必要なのが黒い家具です。

近年ダーク系の家具はモダンでスタイリッシュな雰囲気にしてくれると、非常に人気があります。

「高級感」や「重厚感」を表現する時に用いられやすい黒い家具ですが、一方で圧迫感を与えてしまうというデメリットもあります。

◆ポイントは黒の配分

存在感がとても大きくなりがちな黒い家具。

その要因は心理的に「重さ」を感じさせるからです。

やはり白に比べると閉鎖的で重く感じてしまいます。

 

部屋を明るくするために「白いクロス」を採用した方は注意が必要です。

例えばキッチンのデザインと吊り戸棚を、合わせて濃い茶色を選んだとすると、

不思議な圧迫感を感じやすいのです。
結果、狭く感じます。


黒い家具は、大きな部屋のポイントに、もしくは狭い部屋を一律で統一するのに適しています。

例えば、仕事部屋のデスクやチェアをダーク系に統一すると、

落ち着きのある空間になり、仕事も更にはかどるかもしれません。


逆に全体を濃い色合いに統一している時の「白い家具」は広がりを感じるデザインになります。

ダーク系が多いほど重厚感は増しますが、そこに白い家具をプラスすることにより、

解放感のある部屋になります。

 

自分らしい家作り。

 

ワクワクする家具選びは最もあなたらしさを引き出します。


家具選びは、全体の色合いを考えて楽しくいきましょう。