2階のトイレ、配管の水漏れが多い原因


◇2階トイレのリスク

2階にトイレを設置したいとお考えの方は多いです。


それと同時に、2階のトイレは水漏れが多いとも聞きます。


今回はその真意について解説します。


確かに2階にトイレを配置した場合、水漏れのリスクが伴います。
当然ですよね。
頭上で水を使っているわけですから。

そんな現象、自然界ではありえないわけですから。

リスクはあって当然なのです。

◇水漏れを起こす原因

水漏れを起こす原因を考えるときに、最も気にしなければならないポイント。

 

それは「排水管のルート」です。


そんなに難しいことではありません。

排水管に水が流れる時、まっすぐ下に流れるように設計すればいいだけです。


水漏れのほとんどは「配管の継ぎ目」か「折れ曲り」で発生します


2階から下に向かって勢いよく流れた水が、横方向に向きを変えた時、水は配管内部で強くぶつかるのは想像がつきますね。

そこに衝撃を加えられた配管の近くの継ぎ目が、時間とともに少ずつ口を開いていくこともあります。

 

そこで水が漏れるのです。

◇間取りで防止する

この水漏れ現象を、間取り配置によって最小限に食い止める方法があります。

そして配置の工夫は簡単。


1階の水廻りゾーンの、上にトイレがあれば良い。


たったそれだけです。


台所の上にトイレがあるのはちょっと・・・。

そう思われるかもしれませんが、全く問題ありません。
むしろ、それを気にして無理して離した配置にするから水漏れを起こすのです。

 

水廻りゾーンの地下には、たいていの場合PITとよばれる、地下配管収納があります。

そこまで一直線で水を落とせるような間取り配置にしてしまえばいいのです。

要するに、横方向に向かう配管を少なくすること。

そして継ぎ目を少なくすることが重要なのです。


間取り配置、気を付けてみて下さい。