ショールーム見学のマジック


◇商品の必要性

家を計画されるときにショールームに行く方は多くいます。
キッチンを見てみたり、ユニットバスを見たり、モデルハウスを見てみたり。
新しく良いものが揃っていて目移りしたりしますよね。
これに魅せられて、本当はそこまで必要のないものを買ったりする事例は多くあります。

機能性もバツグンで良いものなのでしょうが、それはきっと高額なものでしょう。

そうならない為に、運営する側の気持ちを考えながら、心構えなどを解説していきます。

 

◆ショールームの目的

まず、ショールームを運営する目的は何でしょうか。
それは商品を広告し、販売することを目的としています。
なので当然、より派手に、より豪華に、よりスタイリッシュに見せようとしています。
つまりスポットライトは、その「商品」に当てられるといると言うことです。

 

ところが、建て主はどうでしょうか。
建て主にとっては「家」にスポットライトが当てられているのです。
どの部屋も大切。
ショールームで見たきらびやかな商品は、家全体にとって見ると「パーツ」の一つでしかありません。

 

●その大きな大きな違いが、後悔を生み出すのです。

 

◆+αのインテリア

ショールームで見たあの素敵な商品。

例えばその演出に魅せられてこの商品を買ったとします。
するとなぜか、その商品にインテリアを「寄せる」という心理が働きます。

 

もともとの自分のイメージに合ったものであれば問題はありません。
ですが「せっかくその商品を選んだのだから…」という気持ちによって、今までの描いたイメージを破壊していくキッカケになることがとても多いのです。

思っていた家の雰囲気となんか違う…

部屋によってインテリアがバラバラすぎて、まとまりがない…

キッチンもユニットバスも長く使うものです。

 

本当に大切なのはその「商品」ですか?
それとも「家」ですか?

 

では、この選択でよかった!と思えるようにするには、

気持ちがぶれないようにするためには、どうすればよいのでしょう。

◇見学に行く前に…

正しいショールームの見方とは、行く前に建物全体のイメージを持っておくということが必須条件になります。
まずはインターネットなどで、部屋のイメージ・建物のイメージをもつところから。
その上でショールームで行きそのイメージ以上の商品を探すと言うのが正解です。
機能も同じです。
オーバースペックは「無駄遣い」です。

一生に一度の大きな買い物だし、長く使うという点から多機能なものを選びがちですが、今一度考えてみてください。
その機能は本当に必要ですか?
運営者にまんまとのせられてませんか?

 

ショールームとは売る側と買う側の戦いの場。
見たこともない良い商品を探す場としてはうってつけの場所ではありますが、それは売り手も同じ。
自分を見失うこともなく、良い商品を手に入れるために。
しっかりとした事前情報を持ってから行くようにしましょう。