クロス選びのポイント。濃い色でも薄く見える!?


◇デザイン選びでのあるある話

「ここは少し強調したいから、濃いめのクロスを選んでみるか!」

結構冒険をして選んだ、濃い色のクロスだったり、床材だったり。

 

後日、工事が終わって楽しみに見に行った結果。

「あれ?こんなに薄い色だった?間違えたのか?」そんな経験は非常に多いのです。

これは感覚がおかしくなったのでしょうか?それとも選定間違えでしょうか?

 

いいえ。おかしくなったわけでも、間違えてもいません。これはみんなが経験することなのです。

 

◇目の錯覚からくる視覚的効果

これは、人間ならみんな感じる現象です。

 

色には様々な効果があります。

◎白い紙に黄色で文字を書かれると、見づらい。

◎隣にある色の効果で、違った色に見える。

 

トリックアートといわれるものだったり、錯覚だったり。

テレビや様々なシーンで見かけて事ありませんか?これらは、人間の目の持つ性質「錯覚」を利用しています。

 

それと同じで、色は面積が「小さい」と暗く、濃く見えます。

逆に面積が「大きい」と明るく、薄く見えるという効果があるのです。


サンプルやカタログで選ぶときのクロスは、面積が小さいため、色が濃く見えます。
それを実際にクロスを貼るのは壁であり、面積が大きいため、色が明るく見えたということです。


どのくらい変わって見えるのかと言われると難しいのですが、、、結構変わります。伝えられなくて申し訳ないのですが、これは経験してみてくださいとしか言えません。

 

ということで、アドバイスを1つしておきたいと思います。

 

<アクセントカラーでクロスを選ぶ場合>

ちょうど良いなと感じる色よりも、1段階色の濃いものを勇気を出して選んでください。

きっとしっかりと色の区分けが出来る、アクセントカラーになると思います。


<アクセントカラーではなく、ベースカラーのクロスを選ぶ場合>

白がいいのか、ちょっとベージュががった方がいいのか、とお悩みの方。
安心してください。どっちも変わらず、白にしかみえませんよ!

 

ぜひ参考にして見てください。