テレビと窓の関係に注意!角度によって「グレア」が発生!?


◇リビングの快適さで重要な「グレア」

太陽の光というのは、生活を送るうえでとても重要です。

 

日当たりによって、温かさも明るさも大きく左右するわけですから、太陽がなければ人間は生きていけない生き物なのです。

 

ですがそんな太陽も、時に人間の邪魔をしてしまうことだってあります。

 

みなさんは「グレア」という現象はご存知でしょうか。

太陽の光や照明の光が、鏡やガラスなどに反射してその光が目に入り、その周辺が見えづらくなる現象です。

 

簡単にいうと「反射してまぶしい」という現象のこと。きっとどこかで経験しているはず!

 

授業中に先生の描いた黒板の文字が、時間帯によって見えずらくなっていた、アレです。

 

◇リビングの位置関係を確認

この「グレア」という現象。

実はリビングの間取りを設計する上で、必ず確認しておいてほしいことの一つです。


◎窓とテレビの関係性
◎照明とテレビの関係性

◎そしてテレビとソファの関係性

 

そこにグレアが発生するのです。


それを確認する方法は、そんなに難しくありません。
順番に解説しますので、やってみましょう。

 

①まず、窓の端からテレビの中心に線を引きます。そして反対の端からも線を引きます。

・・・これが太陽から入ってくる光の直線を表現しています。

 

②次に反射光を描きます。光はぶつかった面、つまりテレビ画面に対して「同じ角度」で反射します。なのでテレビに対し、同じ角度で反対側に向かって線を引いてみます。2本ともです。

・・・これがテレビに反射したその線が、光の通り道になります。

 

この2本の線の間は光が通過する範囲になります。つまり、その2本の光の通り道の間にソファがなければ、OK。グレアはありません。

 

もしも光の通り道にソファが入ってしまった場合は、1日のうちのどこかの時間帯で光が差し込みます。眩しくてみえずらい時間帯があるということです。

 

その窓がどこの面にあるのかで、どの時間帯がまぶしいのかはある程度分かります。

西面なら夕方。東面なら午前中というように。

 

西面からの光がまぶしいという結果になったとしても、生活スタイルが「夕方にテレビなんて見ない」というものであれば、それはそれで全く問題ありません。

 

まぶしい時間と、生活スタイルを重ねてみて、それでもぶつかってしまう様であれば、2択です。

 

◆カーテンなどを駆使して我慢するか。

◆ソファかテレビの位置を変えるか。

当然照明器具でも同じことが起きます。

特にダウンライトなどの、強い光を放つような照明器具を選定する場合、検討が必要かもしれません。テレビの中心に1か所設けるというよりは、小さいものを中心を外してバランス良く配置するのが正解だと考えます。

 

ぜひ参考にしてみてくださいね。